ブログの編集人

文章を書くのがうまいと褒めていただく事もある私のブログですが、実は林さかなさんの編集をへてアップロードされています。

林さかなさんは、遠く離れた福島県在住の30年来の友人です。

その林さかなさんが、『本の雑誌』に新刊紹介コーナーの連載をすることになりました👏👏

この雑誌は知る人ぞ知る業界の雑誌だそうです。

さかなさんの文章は、その選書から、紹介に至るまでさかなさんらしくて、本当に文章の上手い人なのだと改めて感心しました。そして、こんな人に編集をしてもらっている私は本当に幸運な人間だなと思いブログの更新に励まねばと思っています。

子どもの頃から、私は文章がうまいと言われた事は一度もなくて、自分の考えや仕事の体験を誰かに知ってもらいたいとは思っていても、文章で発信する自信など全くありませんでしたが、自分の治療院の宣伝をするためにフェイスブックで少しずつ発信していました。

するとさかなさんが、
「美香ちゃんの文章は、マッサージの話に特化して、とてもいい」と言ってくれました。

編集や書評を書くことを仕事にしていたこともあるさかなさんに褒めてもらったことが私の大きな支えになり、ブログに文章を書こうと思えるようになりました。

実際には、なかなかうまくまとめられず、伝わるのだろうかと不安な時もあるのですが、さかなさんの手を経て「世に出る」ということが大きな大きな安心感になっていて、あとはお願い〜って気持ちでさかなさんに送信しています。

そのまま通ることもありますが、「てにをは」に魔法の粉が振りかけられキラリと光る文章に変身していることも、それから大幅に手直ししないと世に出せないという時もあります。

いそがしいさかなさんの時間を割いてもらうのは本当に心苦しく、文章自体が上達するよう頑張ってはいますが…さかなさんの魔法の粉があまりにステキですっかり甘えています。

文章が上手になるには、読書をすることだとよく耳にしますが、私はものすごく遅読で、本が嫌いなわけではありませんが、読み終えるのに大変な労力を必要とします。
さかなさんは本が大、大、大好きで読むのも本当に早くて、さかなさんの家は小さな図書館よりも充実しているのではないかというくらいの多読家です。

でも文章が上手いということは、単にたくさん本を読み、正しい文章が書けるということではなくて、その感受性の豊かさが大切なのだということにようやく気づきました。

起きた出来事を丁寧に、読む人がみているように丁寧に伝えられる眼なのかなと。

まだうら若き二十代前半の頃の私は自分と世間の折り合いをつけるのがとても下手でハリネズミみたいにしか自分の心を守ることしかできない人間でした。さかなさんは、22歳の私のトゲトゲバリアをいとも簡単に超えて話しかけてくれました。

さかなさんにはわたしのトゲの奥に広がる心の中が見えたようで、
「ここにそっくりな人がいる」と思ったそうです。

私の感受性に反応し、私の文章から私の心を読み解くことが、多分私以上にできるのじゃないかと思うのです。

それで私の文章が、みなさんにわかりやすく届くことが出来ているというわけなのです。

良ければ是非『本の雑誌』を手にとって下さいまし。

さかなさんの支えのおかげで「書くぞ〜」と思えるのに加え、読んでくださる皆さまのおかげでがんばれています。

本当にありがとうございます。
年内にまだもう少し頑張ろうと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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