ジャンプのすすめ

サッカーのネイマール選手のインスタグラムを見ていると、筋トレの練習中や遊びに興じている最中や、飛行機の機内(もちろん広々としたファーストクラス)の中でも、手を頭の上で叩きながらジャンプしている姿をよく見かけました。

何気にみていましたが、ある時これは、老化に抗う体操なんだと気がつきました(違うかもしれませんが)。数時間の老化を回復させるためのものじゃないかと。

リハビリや骨格・筋肉の秘密を解くカギは、兎にも角にも、重力にあると考えています。

老化とは、そのままでは、重力に抗えなくなることなのだろうと思います。

重力は地球上のあらゆる生命に影響を与える最も重要で、基本的な要素なのです。

小さな種から芽を出す植物も、実をならすまでは、重力に逆らいグングン伸びていきます。風雨で地に倒れても、再び天に向かいます。そしてその役割の終わりとともに、重力に逆らう力はどこにいくのか、枯れて倒れてしまいます。

人間の身体もこれと良く似ているように思います。

なんの手入れがなくても、張りを保っていたお肌はある日を境に、手入れなしではどんどんみずみずしさを失っていきます。

筋肉の弾力性が失われていくからなのですが、顔の変化とともに、全身の筋肉もまた、変化をしていくのです。

私は、30代終わりの頃、高いところのものを取ろうとして、背中がつりそうになった時、身体の変化に驚いた記憶があります。
超高齢社会に突入するにあたり、こういう身体の変化を遅らせるために出来ることが巷では一番の関心事になっているわけですが、つまりアンチエイジングですね、日々老化に向かっている身体の筋トレというのは、実はそう簡単ではありません。

抗重力筋を鍛えているつもりが、すでに身体は重力に打ち勝てなくなっているため、実際は従重力筋を鍛えてしまうということがよくあるのです。こうなるとやればやるほど老化のスピードは速くなってしまいます。

しかしながら、ジャンプというのは行為自体が抗重力運動であり、従重力筋を主動作筋として行うのは難しく、その上に手の動きもつけて難易度を上げるとことで、従重力筋の出る幕がなくなるのではないかと思います。

長々とした説明になりましたが、つまり、ネイマール選手のされているジャンプは、私たち一般人にとってもかなり有効な体操だと思い、気がついた時や、同じ姿勢で足腰が痛くなった時に私もしてみました。

最近は、立ったままマッサージする仕事が多く、股関節周りに、日常的な痛みを感じるようになっていたのです。けれど、ネイマール体操を生活に取り入れてから、その痛みはどこかに行ってしまいました。
多分、お顔の老化にも有効だと思います。
大切なことは、数時間の老化を10回くらいのジャンプで取り戻すという考え方です。

ジャンプが出来る人にはとてもおすすめです。
是非一度お試しください。

頭を垂れる稲穂の美しさは言葉で言いあらわせませんが、私もこの美しさに近づくような年齢を重ねられたら幸せです。

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