今週は風邪でお休みの患者様がいっぱいです。皆様も風邪🤧にお気をつけ下さい。
こんな風に時間が出来て、身体が動くときは(ヘトヘトでお尻に根が生えて動けないことも^^;) 出来るだけスタッフと二人で訪問し、お互いの仕事を見るようにしています。
今週月曜日、ある患者様が転倒され、肋骨を強打されたので、どれくらいの痛みか確認してほしいと、ケアマネジャーより連絡をいただきました。
訪問してみると、痛々しそうな表情で、普段温和な方が「あかん、やめや。しばらくお休みや。ずっと待ってるけど、全然よくならへん」と怖い顔で言われます。痛いと訴えのあるところを手で触ると、ビードロみたいに手の下でペコペコと肋骨が動いているのがわかります。「咳しても痛い、熱い気がする」とも言われます。
私は、血圧計を携帯していなくて、パルスオキシメーターという、血中酸素濃度を測る器械だけ携帯しています。運動してもいいか、救急搬送の必要があるかなど施術中の事故を防ぐ指標にするのにとても役に立つからです。でもこの機器の欠点は指が冷たいと測れないし、正確な数値が出ないことです。
肋骨がペコペコ動いていることで、私はかなり動揺してしまいました。パルスオキシメーターは指が冷たいせいであり得ない数値を示しています。血中酸素濃度85%、脈25回/分…救急搬送の必要な数値です。
この役立たずめと思いながら、脈をみました。少し速いけど、しっかり打っています。
肋骨が折れても安静にするしかありません。肋骨が折れた方たちを見ていると、動いたり、咳や息を深くしなければそう痛くないように思います。
でもペコペコ動くのを触ったのは初めてでした。骨が折れて内臓にちょっと刺さるなんて事あったらどうしようかと心配になって来ました。
すっかり焦って、痛々しそうだし、骨は動くし、訪看さんに来てもらってバイタルチェックをしてもらいたいとケアマネジャーに連絡をしました。
結局、医師が往診に来て下さり、骨に異常はないと言われました。看護士からは、肋骨骨折で、内臓に刺さることはあるけど、そんなことになれば顔色が悪くて呼吸も苦しそうになるから、大丈夫だと言われました。
お騒がせして申し訳ないやら、お恥ずかしいやら…バイタルチェックをきちんと自分でしないからこういうことになるのです😓ごめんなさい🙏
で、あのペコペコは一体何?
翌日、スタッフと二人で訪問しました。
ペコペコは前日より、ずっと少なく小さくなっています。そして、痛みの箇所と違う場所です。痛いのは、みぞおちの左上部、肋軟骨の上です。ペコペコは心臓の下あたりです。
つまり、肋軟骨の強打で、肋骨の付け根が捻挫のようになり、肋骨の固定が緩んだんじゃないかという、結論に達しました。
それで、痛みの箇所にテーピングをしました。「トイレに行きたい」と言われるので、二人介助で歩いてもらいトイレにお連れしました。間に合わず、オムツ交換をして、また二人介助で、歩いてトイレからベッドに戻りました。
痛みで身体が硬くなっているので、二人介助は、ご本人に与える安心感が大きく、身体をリラックスさせ、歩きやすくすることができます。
またオムツ交換や衣類の着脱になれていないから二人だと心丈夫です。
訪問の仕事は、基本的には、一人で考え対応しなければなりません。いい加減な対応は、今回のように、関係者の皆様にご迷惑をおかけすることになります。
こんな失敗の後は、二人で一緒に行って、一人では出来ない仕事が出来た時は、一緒に働ける人がいる幸せをしみじみ感じます😊
肋骨骨折でなくて本当によかったし、また歩いてトイレに行けてよかったです。早く良くなって下さることをお祈りします。
それに肋骨がペコペコ動いても、もう動揺したりなんかしないと思います😉