勉強しなさい。
と『鍼灸治療基礎学』という本をお師匠様より貸していただきました。
もう一皮化ける可能性があるからと。今年いっぱいという期限をいただき、勉強しようと決意しました💦
「10年ごとに確実に体力が落ちるから、最小の力で最大の効果を出すことを考えていかないといけない。最小の刺激量で施術してみて」とアドバイスをいただいたのは、出会って間もない4年前のことでした。
その時は、鍼灸師だからそんなことを言うんだ。マッサージはコンパスの針みたいにグサリとコリに到達して揉み解すものなのにと、不満を感じながら聞いたのを覚えています。
ところが、鍼を刺してビーンと神経の刺激が遠くまで伝わる鍼の響きというものこそが鍼自慢みたいに言う(と、マッサージにはできないだろみたいに勝手に私がコンプレックスを感じていただけなのですが)それまで受けたことのある鍼師の鍼とは全く違う、表面の皮膚をプスっと刺すだけの鍼なのに、そのうち体が緩んで眠くて話をするのが精一杯みたいになってしまったので、(このやり方は切皮せっぴというちゃんとした名前がついています)、この弱い刺激について真剣に考えざるを得なくなっていき、わたしはそれまでの私の常識を一つ一つ塗り替えてきたのでした。
そして、それから4年。私の施術はそれ以前のものと全く変わってしまったように思います。そして、評判も前よりずっと良くなってきたように思います。その一番は、優しい施術を基本にすると、私の心も優しくなり、以前よりもっと患者さんの身体に寄り添えるようになったのではないかと思っています。
ですから、わたしはこの有り難い助言に従い、今年中にこの本を読み終えるべくお勉強をしようと思っています。
化けられるかな?
化けるぞー
という事でブログも再開してがんばります。よろしくお願いします。