今日は久しぶりに会った介護士さんと介護の現場について話していました。慢性的な人手不足が悩みだと言うことでした。
その話しの中で、私に一緒に働きませんかと言われます。私には、オムツ交換も食事介助もできないなぁと思いながら、役立たずですよと答えると、三人分くらい仕事できるよと言ってくれました。訪問マッサージの厳しい状況に朝からげんなりしていたので、なんだか本気で嬉しくなりました。
介護士さんの厳しい職場環境を考えると、へこたれてる場合じゃありません。
ところで、我が小天狗(息子)の指の腫れはまだ引きません。でもかゆみを伴うようになってきたらしいので(まさかただのシモヤケ⁈)、治癒に近づいていると信じて治療を続けています。
漏斗胸による骨格の形成不全が、その原因かもしれないと考え、体幹を中心にキネシオテープで補ってみました。
今は一般的に知られるようになったキネシオテープは、日本で考え出された治療です。筋膜が治療の世界でクローズアップされる前に、人体最大の器官である皮膚に注目し、皮膚を補うことによる骨格器の疾患の鎮痛作用や、内臓反射を利用して内臓疾患の治療できるのではないかと考えられた療法です。
テープによる皮一枚の補強で、びっくりするくらい痛みが消えたり、関節可動域が拡がったりするので、スポーツケアの世界では広く利用されています。
漏斗胸というのは、肋軟骨の形成不全が原因と考えられていて、胸郭の狭さから、息がすぐ上がったり、食が細くて嘔吐することが、伴うケースもあるそうです。治療は、筋肉で補うか、無理なら手術ということになることもあるということでした。
それで、肋軟骨と、その支えの弱さを補う部分を補強してみました。
結果は、指の痛みはあるけど、部活動中のパフォーマンスが、体幹がぶれずに決まったからやりやすかったと帰ってきました😄
若い身体は本当に素直で、ほんの小さな刺激で十分に症状が好転して行くことが多くあります。
治療師は、その本人のもつ治癒力を邪魔することなく、足りない部分を補うことを大切なのです。